不妊の定義・考え方
一昔前、医療機関や一般的な認識として、健康なカップルが避妊
を行わずに2年間通常の夫婦生活を送り、それでも妊娠に至らない
場合を不妊と判断するのが一般的でした。
しかし最近では、結婚年齢の高さや子どもの切望度合い、セック
スレス等様々な要素も考慮し、一概に2年間とは区切らない考え方
が主流になってきています。実際、自分は不妊ではと悩む人が、
“避妊をしないのに妊娠しない期間”をどの程度過ごしたのちに
医療機関を訪れているかをみると、個人個人の事情により実に
様々です。結婚したらすぐにでも子供が欲しかったという人は、
2,3か月子作りに挑んでも妊娠しないと、即不妊治療を決心する
ケースも多いようです。逆に仕事や生活スタイルにより、子ども
は積極的には求めていなかったが、結婚数年以上経過しある時期
になって、年齢も考えるとのんびりしていられない、と不妊外来
を訪れるケースもあります。
また、初回から一度も妊娠できない場合と、一度は問題なく妊娠
・出産に至れたのに、それ以降に妊娠できなくなる場合があります。
後者は俗に二人目不妊等と言われ、一度は妊娠できたのだから、
もう1人いるのだから、等と軽く扱われがちですが、それゆえに
また深刻な問題になっています。実際、医療機関を訪れる患者にも、
初めての妊娠を切望するケースや、家族計画的に○人欲しいのでと、
二人目・三人目不妊を主訴に受診するケースもあるようです。
家族のあり方、家族像が多様化する現代において、様々な状況下で
不妊に悩む人は今後ますます増えていくのではないでしょうか。
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